集客は『時間をお金で買う』感覚を身につけることが大事

新人行政書士事務所の開業・運営・営業・実務マニュアル 行政書士の営業・集客

行政書士が見込み客を確保するためには、とにかく集客できなければ話になりません。

事業として経営を成り立たせるためには、継続的に集客をし続けてコンスタントに仕事をとり続けていく必要があるのです。

開業して失敗するパターンというのは様々ですが、多くは結果として仕事をとっていくことができなかった、つまり集客できず仕事にすることができなかったということです。

では、新人行政書士が失敗しないためには、これから集客や仕事をとっていくにあたって、どのような経営感覚を身につけていけばよいのでしょうか。

優秀な経営者ほどお金で時間を買う感覚を身につけている

私はとにかくカネもコネもまったくない状態、勢いだけで開業してしまいました。今思えば、かなり無謀だったなと反省しています。

開業してからは、朝4時に起きてチラシを配り、その後は事務所でサイトをせっせと作成したり、夜遅くまで実務知識を得るための自己研鑽したり、といった毎日を数か月休みなく繰り返していましたね。

チラシの配布はそれなりに反応があったのですが、時間と手間をかけた割には十分ではなく、ようやく仕事にこぎつけることができたのは、開業から3か月も経ってからのことです。

ただ、これはかなり運がよかったのですが、その最初の顧客がたまたまある会社の経営者で、その方から様々な依頼を受けたり、他の経営者の方を紹介してもらうこともありました。

開業したばかりの新人行政書士であったにもかかわらず、きっちり仕事をしてくれたから、ということで請求額以上の報酬を頂くことも多々ありました。食事などもよくご馳走になりましたね。

もっとも、これはかなりの偶然と運がよかったというだけの話で、もしそんな偶然がなかったら、おそらくとっくに廃業していたと思います。

とにかくマーケティングや経営の勉強

そして何より、その経営者の方から学ぶことができたことは、士業であってもマーケティングと経営を徹底的に勉強しないとビジネスにならない、ということでした。

これはビジネスの話ではなく、ちょっとした雑談の中で気づきがあったのです。

このときは本当に目から鱗で、とにかくマーケティングや経営について片っ端から関連する書籍を読み漁って勉強しましたね。そこからはもう実践あるのみです。

本当に稼いでいる方に比べたらとても及びませんが、それからは一応それなりに利益の出せる仕事ができるようにもなりました。

これも最初の出会いがなければ実現できなかったことだと思います。

時間をお金で買う経営感覚を身につけること

もうひとつ大事なことを学べたのは、経営者というのは『時間をお金で買う感覚が重要』ということです。これも目から鱗でした。

開業当初の私は、お金なんてかけなくても、とにかく自力で頑張れば仕事になっていく、といった甘い根性論だけで動いていました。

朝4時に起きてチラシ配って、休みなく自己研鑽しながら仕事をこなしていく、なんてことを続けていたので、心身ともに疲弊するばかり。当然十分な利益もあがりません。

そんな状態で経営といったものを理解する余裕などありませんでしたから、そういった経営感覚を学ぶきっかけがあったことは、まさに幸運としか言いようがありません。

集客に相応のコストをかけ、『時間をお金で買う』ことで経営に専念し、より良質なサービスを提供していくことが結果として大きな利益を生んでいく。

そうしたことを学ぶことができたのは、本当に大きかったと思います。

それから様々な経営者の方と接してきましたが、優秀な経営者ほど『時間をお金で買う』という経営感覚を当たり前のように実践して利益を生み出している、ということを改めて感じています。

経営感覚に優れた行政書士は必ず生き残れる

これから開業する方、あるいは新人行政書士の方は、くれぐれも『頑張れば何とかなる』などという漠然としたモチベーションで行動しないようにしましょう。私がよい失敗例です。

開業当初の行政書士にとって、『時間をお金で買う』という感覚を身につけるのは少し大変かもしれません。私も最初は相当な覚悟で臨みましたし。

事業としての投資というのは5万、10万などという話ではありません。桁が1つも2つも違います。

しかし、これから行政書士事務所の経営者として大きく利益をあげていきたいのであれば、経営や自己研鑽に励み、自分でなければできないことに専念できる環境づくりを整えることが絶対に必要です。

相応のコストをかけて勝負しないと見込み客は集まらない

集客というのは、まさに時間をお金で買うという感覚をもって実践しなければなりません。

WEB集客を考えているのであれば、しっかり広告宣伝費をかけて勝負していくことが大事ですし、アナログ集客にしても同じことです。

ちなみに、私と同期くらいで開業した方は周りに結構いたのですが、年を追うごとにどんどん少なくなり、結局知り合いの同期組はほとんど廃業してしまいました。

よくここまで続けてこれたと思いますが、私もたまたま運がよかっただけで紙一重でしたからね。本来ならとっくに廃業していたでしょう。

行政書士も経営感覚をしっかり身につけ、広告宣伝費をガッツリかけていけば、見込み客をどんどん集めることができるようになります。

もちろん、ただ単にお金をかけるだけではなく、それなりにマーケティングや経営の勉強というものが必要ではあります。

ただし、集客はできても、クロージングできなければまったく意味がありませんので、自己研鑽と対応スキルを磨くことも忘れてはなりません。

新人行政書士の方は、ぜひ『時間をお金で買う』といった経営感覚を身につけることを心がけてみてください。行政書士の集客はダタでできるほど甘くありませんよ。