待ちの営業と攻めの営業を駆使して見込み客を集める

新人行政書士事務所の開業・運営・営業・実務マニュアル 行政書士の営業・集客

行政書士も商売ですから、とにかく事務所の存在、自分が行っているサービスの内容を世の中に広くアピールしていかなければなりません。

そのための手段としては、ホームページであったり、各種の広告やDM、飛び込み営業など、様々な手段が考えられます。

基本的に、世の中の人は行政書士がどのような仕事をしているのか、といったことをまったくと言っていいほど知りません。司法書士と行政書士の区別もつかない人がほとんどです。

では、行政書士がとるべき営業戦略として、どのような方法が効果的なのでしょうか。

待ちの営業と攻めの営業で見込み客を確保する

ホームページというのは、何らかの問題を抱えている人が自ら検索し、自分のホームページやブログを参照し、問い合わせなどのアクションを起こしてもらう『待ちの営業』です。

ですから、いかに魅力的で見込み客の問い合わせアクションを誘発できるか、といった内容に仕上げていく必要があります。

一方、チラシ配布やDM、幅広い人脈の構築活動、飛び込み営業といった方法は、いわば『攻めの営業』です。

顧客のアクションをただ待つのではなく、こちらから見込み客となる可能性のある人に対して自分の存在をアピールしていくことで、業務につなげようとする行動になります。

どちらが効果的なのか、というのは業務内容やターゲット層によって異なりますが、できれば両方を同時に行っていくのがベストです。

それぞれに短所、長所があります。ですから、同時に行うことでお互いの短所を補い、長所を伸ばしていくという作戦をとるのがよいでしょう。

肝心なことは存在を知ってもらうこと

どの方法にしても一番の目的は、自分の事務所の存在、サービス内容をできる限り多くの人に知ってもらうことに尽きます。

そのためには、考えられるあらゆる手段を使ってアピールしていくのが重要です。看板を掲げて待っているだけは、商売として成り立つだけの見込み客を獲得することはできません。

そして、需要が生じるのはどうしてもタイミングなので、特にアナログ集客に関しては、ある程度繰り返していくという辛抱、我慢も必要です。

例えば、事務所案内のチラシ配布という方法で考えてみましょう。

1回のチラシ配布などで満足な結果が出なくても、次のチラシ配布でタイミングが合えば見込み客を獲得できるかもしれません。

トライアンドエラーを繰り返しながらの、地味でコツコツとした作業ですが、開業当初から足場を作っていくには、そうした地道な営業努力も必要です。

もっとも、最初から広告費が潤沢に出せるのであれば、もう少し効率的で楽な方法もあります。しかし、多くの新人行政書士にとっては、あまり現実的なものではないかもしれません。

ちなみに、私は仕事でどこかに出かける用事があったりすると必ず、100枚くらい自分の事務所チラシを持っていきます。

そして、用事の帰りやスキマ時間などができたらポスティングを行う、といったことを今でも行っています。塵も積もれば山となる、といったところでしょうか。

もちろん、これはメインの集客方法ではなく、あくまで補完的なものです。事業として本格的に集客するためには、やはりある程度のコストをかけていく必要はあります。

自分の事務所をアピールするのは、アイデアと努力次第でいくらでも方法があります。

そうして見込み客を顧客にして利益が出たら、その利益を惜しまずガッツリ事業に投資していきましょう。利益が利益を生む仕組みをつくっていくには、そうした経営感覚が必要です。

見込み客を確保できたらリスト化してアフターフォローを

こうした待ちの営業、攻めの営業で見込み客を確保できたら、属性に応じてリスト化し、次のアプローチを仕掛けていくことも重要です。

例えば、相談業務なりセミナーなりで見込み客と接触したら、電話やメールであったり、セールスレターなどでアフターフォローしていく、などといったことです。

新人行政書士は知恵を絞って、待ちの営業と攻めの営業を駆使しながら、世の中の人に自分の存在を広く知ってもらう工夫、努力を惜しまないようにしましょう。