狭い入口から入り込んで行政書士業務をアピールする

新人行政書士事務所の開業・運営・営業・実務マニュアル 行政書士の営業・集客

行政書士の業務範囲はとても広いため、主要な業務、人気のある業務だけでも相当な数があります。

建設・産廃分野、運輸・交通分野、外国人在留資格分野、会社法分野、風俗営業分野、法務・会計分野、遺言・相続分野などが代表的なところでしょうか。

しかし、主要業務というのは地域内でもすでに手掛けている行政書士が多く、新人行政書士が新規参入して軌道に乗せるまでには、少し時間がかかるかもしれません。

そこで考えたいのは、地域の他の行政書士があまり参入していない分野、いわゆるニッチな分野から入ることです。

需要のありそうな分野をリサーチしてみる

とはいえ、まったく需要がない分野をいくらアピールしても意味がありません。

まずは自分の商圏を徹底してリサーチすることから始めます。

行政書士業務の需要というのは地域性なども関連してくるので、一概にこれがよいとは言えないものです。

たぶん需要はありそうだけど、こんな仕事が行政書士業務につながるのかな、というものでも、思いつく限り書き出してみます。

既存の行政書士業務の中から、ニッチなものを作り出してみるのもよいでしょう。

こうした作業の中で、あまり地域の行政書士が手掛けていないものを見つけたら、まずはテストマーケティングを行ってみます。

例えば、折込チラシの配布や専用のホームページを開設するなどして、地域内の需要を探ってみるのです。

狭い入口から業務が広がっていくことも

ニッチな分野というのはとても狭い入口になります。しかし、狭い入口であっても、とにかく相手の懐に入り込むことが目的です。

なぜなら、狭い入口であっても、一度そこに入り込むことができれば、その後に様々な行政書士業務をアピールするチャンスが生まれるからです。

狭い入口であっても、出口は大きくなる可能性があるのです。

実際、私も、地域であまり他の行政書士が手掛けていない、かなりニッチな分野の集客を行い、そこで他の業務をアピールするということを試行的に行ってみたことがありました。

その結果、いくつかの顧客から他の仕事を依頼されたこともあります。

行政書士のできる仕事はとても多いですから、まだまだ地域内で手つかずの分野はたくさん残っているはずです。

主要業務の営業も行いつつ、併せて需要のありそうな分野を作りだし、そこから仕事を発展させるという試みも行ってみましょう。

営業の効率面でもメリットがあります

この方法の大きなメリットは、営業活動の敷居がとても低くなることです。

すでに顧客の懐に入り込んでいますから、普通に営業するよりも顧客が検討してくれる確率が上がるのです。

また、その場では仕事を受注できなくても、一人の顧客から他の顧客を紹介してくれることも多々ありますし、既存の行政書士業務を頼まれることもあります。

このような流れがうまく回っていけば、新人行政書士であってもどんどん受注して実績を積むことができます。

もし、どのような分野から入るのかを迷っているのであれば、まずはニッチな分野に絞って営業するところから始めるのも一つの方法です。

結果として、メジャーな行政書士業務を受注できるようになるなど、出口が大きくなる可能性も大いにあります。

行政書士のできる仕事というのは、世の中にあふれています。

ただ、顧客がどこに相談したり依頼したりするのかが分からないだけなのです。

どこから営業するのかを迷ったら、まずは狭い入口から入り込んで、どんどん行政書士業務をアピールしていきましょう。