事務所から近いということもアドバンテージとなります

新人行政書士事務所の開業・運営・営業・実務マニュアル 行政書士の営業・集客

顧客が行政書士事務所を選ぶ際は、様々な要素で検討すると思います。

これは行政書士事務所を選ぶときだけでなく、私たちの日常生活で買い物をするときなども同じです。

例えば、大きくて立派なお店であったり、価格が安いお店であったり、ホームページの内容が充実していたり、自分の依頼したい業務を専門に行っているなど、様々な要素で検討するでしょう。

行政書士に依頼する顧客も、そうした基準をもとに選んでいる場合もありますが、意外と無視できないのは、『事務所が近い』という点です。

近いというだけでアドバンテージになることも

この『事務所が近い』という要素を、顧客によっては最も重視することがあるのです。

実際、私は雑談の中で『なんでウチに来たんですか?』と必ず聞くのですが、その中でもかなりの割合で、『近くだったから』という方がいます。

ということは、自分の事務所の周りに存在を周知できれば、『近い』ということを重視する顧客を獲得できる可能性があるということです。

少なくとも町内の人にくらいは、あそこに行政書士事務所がある、こんな仕事をやっている、ということを知っておいてもらうことも大切です。

単純なことではありますが、『近い』というアドバンテージを十分に生かしましょう。

どうすれば近くの顧客に周知できるのか

これは様々な方法が考えられます。

例えば、可能であれば目立つ看板を掲げてみたり、チラシを作って配ってみたり、近所の方と会ったら立ち話でもしてみたりと、コストや時間の許す限り、色々とやってみることです。

とにかく、近くに行政書士事務所がある、このような仕事をやっている、ということを近くの人や会社に知ってもらう方法を考えて実践してみることです。

そうして事務所周辺から、少しずつ範囲を広げていくのも一つの方法です。

ニーズを探るマーケティングにもなる

一般の人は、行政書士が何をやっているのかをほとんど知りません。

また、行政書士と司法書士の違いも知らない方が大多数です。違いを理解しているのは他士業など一部の方だけ、と思っていてもいいでしょう。

実際、私の事務所にも司法書士事務所だと勘違いしている方からの問い合わせが時々入ります。

ですから、行政書士事務所は、自分の事務所は何をやっているのか、という点も併せてアピールする必要があります。

事務所の周りが繁華街であれば、風俗営業許可などのニーズがあるかもしれませんし、住宅街であれば、近所に相続などで困っている人がいるかもしれません。

そのため、できれば受注が見込めそうな、業務内容を絞ったチラシなどを数種類用意し、テストマーケティングとして配布してみましょう。

また、ホームページなどでは、ある程度地域や業務内容を絞った検索エンジン対策を施すのも有効です。

このあたりはWebマーケティングの分野であり、なかなか知識や経験のない方が行うのは難しいかもしれません。

書籍などで基本的な知識を得ることや、そうした分野に詳しい人にアドバイスをもらう、あるいは予算の許す限りですが、専門の業者に依頼してしまうという手もあります。

いずれにしても、まずは自分の事務所の周辺には、どのようなニーズがあるのかを探ることから始めてみましょう。これは意外と無視できない点です。

灯台下暗しにならないよう、事務所から近いというアドバンテージを最大限生かすことも検討してみてください。