行政書士のメイン業務の決め方は?

新人行政書士事務所の開業・運営・営業・実務マニュアル

行政書士業務の種類は数えきれないほどあります。ですから将来的には、その中から自分のメイン業務を選択して専門特化していく、というのが現実的な経営手法になります。

開業当初は、とにかく来た仕事は何でもやってみることが重要ですが、いつまでも何でも屋でいると、効率的な営業や業務を行うことができません。

開業当初であっても、一応は事務所のメイン業務を決めて、ターゲットを絞った効率的な営業を行い、業務の効率化を進めていく必要があります。

メイン業務を決めるにあたっては、地域性による需要であったり、これから事務所経営を行っていくための利益につながるかどうか、といった点を重視して決めていきましょう。

意外と多いメイン業務の決め方

ベテラン行政書士がメイン業務を選んだ理由として結構多いのは、自分が一番最初に手掛けた仕事だったから、という意外と単純なものです。

確かに、行政書士業務というのは何度か経験すれば、ある程度は業務の流れをつかむことができますので、経験がある業務の方が自信をもって仕事に臨むことができるでしょう。

そういう意味では、一番最初に手掛けた仕事をメイン業務に据える、というのは理にかなった選択なのかもしれません。

行政書士業務で最もポピュラーなのが、建設業許可申請関連です。

この分野をメインにしている行政書士が多いのは、業務の継続性という理由もありますが、世の中の需要が高いため、必然的に行政書士への依頼も多いということがあります。

行政書士の仕事は非常に幅広いですが、最も多くの行政書士が手掛けているポピュラーな業務が『建設業許可申請業務』です。建設業許可申請業務とは、建設業法に定められた土木、建築、大工、左官などの28分野の業務で、一定以上の規模で事業を行う場合に必要となる建設業許可の申請業務です。今は建設業関...

実際、建設業許可申請関連の仕事をメイン業務としている行政書士の多くは、この分野を一番最初に手掛けたから、という方が非常に多いです。

地域性による需要の多さも十分に考慮する

そして、やはり見逃せないのは地域性による需要の多さです。

例えば、飲食店などが数多くある都市部に事務所を構えていれば、風俗営業許可関連業務などの需要が高いと言えます。

また、そうした都市部には日本に在留している外国人も多いので、在留許可申請関連の業務も需要が見込める仕事のひとつになるでしょう。

そうした地域性による需要というものも、メイン業務を決める要素として考慮しなければならない点です。自分の商圏に需要があまりない業務をメインに掲げるのは得策ではありません。

行政書士も商売ですから、マーケティングの基礎となるエリア特性の調査というのは非常に重要です。そこに需要がないものを業務として掲げていてもまったく意味がありませんし、仕事を獲得することはできません。もっとも、インターネットなどを使って広域に業務エリアを設定している場合は別ですが、経験も...

新人行政書士は食わず嫌いをしないこと

先にも述べた通り、新人行政書士はとにかく来た仕事は何でもやってみることが重要です。

仮に自分があまり手掛けたくないと考えていた業務であっても、やってみると意外に面白い仕事だと感じることは多々あります。

ですから、経験もしていないうちから食わず嫌いだけはしないようにしましょう。

行政書士も商売である以上、利益を上げていくためには、地域性による需要はもちろん、地域内での競合が少ないうえに、ある程度の需要が見込めるものをメインに選ぶといった経営戦略も必要です。

新人行政書士は最初から食わず嫌いすることなく、経験した様々な業務の中からメイン業務を取捨選択していくのが現実的なやり方と言えます。

そして、いずれはメイン業務に特化した事務所を作り上げることで、真の専門家になることを目指していきましょう。

行政書士の仕事はとても多岐にわたるため、すべての業務を完璧にマスターすることはまず困難です。少なくとも私は、すべての行政書士業務に精通している、完璧にこなせる、という方にお会いしたことはありません。ですから、入り口は狭くなりますが、業務を専門特化することで顧客が分かりやすいよう専門性...

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