実務知識を得る書籍代はケチらない~見込み客からの相談に備える

新人行政書士事務所の開業・運営・営業・実務マニュアル 行政書士の実務

行政書士事務所を開業して、最初に不安を感じるのは実務の知識不足という点かもしれません。

行政書士として看板を掲げた以上、顧客からすれば新人もベテランも関係ありません。とにかく入ってきた仕事は何でも受けるという態勢は整えておく必要があると思います。

優良な先輩行政書士などの人脈があれば、業務を受注できればある程度の対応はできるとは思いますが、まずは問い合わせや相談にも対応していかなければなりません。

当然のことながら実務に臨むための自己研鑽、自助努力が必要となってきます。

最低限の実務知識は頭に入れておくこと

行政書士実務の細かい知識やイレギュラーなケースというのは、どうしても経験を積みながら学んでいくしかありません。

細かい行政書士実務の知識は仕事をやりながら習得する
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ただし、見込み客からの問い合わせや相談業務に対応するためには、やはり最低限の実務知識はあらかじめ頭に入れておく必要があります。

そのためには、顧客を獲得するための営業活動をしっかりと行いつつ、自己研鑽に励むことも重要となります。

行政書士の実務知識は、役所から出ている手引きはもちろんのこと、関連する書籍などを読み込んでおき、少なくとも見込み客と対等に話ができるように準備をしておくことです。

実務に必要な書籍代は絶対にケチらない

プロとして仕事をしていくためには、資料となる書籍代をケチるようなことは絶対にあってはなりません。

もし、こうした書籍代さえも出せないのであれば、プロとして仕事をしていくことはできません。行政書士で身を立てていくことは諦めましょう。

専門家と名乗るからには、借金してでも必要な書籍は購入してください。

資料については、初心者向けの平易なものから専門書といったものまで、とにかく業務に関連する書籍などにはどんどん投資して熟読すべきです。

実務知識を得るための書籍などは、Amazonプライム楽天ブックスといったものを使えば、早ければ翌日には手に入ります。

今の行政書士試験に合格できた方の勉強量に比べれば、このくらいは楽勝でしょう。

そうして見込み客と対応に話せるだけの知識を身につけておけば、あとはどんどん集客して経験を積んでいき、細かい実務知識を得ていくだけです。

相談対応がうまくできるようになれば、当然受注率も上がってきます。書籍代などすぐにペイできてしまいますので安心してください。業務に必要となる書籍の購入費は経費計上できますし。

集客も知識の蓄積も同時進行で

実務経験のない行政書士の場合、集客と実務知識を得るための自己研鑽を同時進行していくことになります。

そのためには、24時間365日働くといったくらいの気概も必要です。

新人行政書士は24時間365日働く気概が必要
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行政書士事務所を開業したら集客が先?実務知識の勉強が先?
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最初からどれだけ立派な事務所を構えたとしても、集客ができない、実務知識も乏しいといったようでは、プロとしてお金を稼ぐことはできません。

行政書士という専門職で生きていく、事務所を経営していくというのは、それくらいの覚悟と努力が必要ということです。

集客力と実務知識があれば顧客対応も万全

電話での問い合わせの場合、いきなり質問してくる方も少なくありません。

ここで上手な対応ができなければ、問い合わせをしてきた人はおそらく他の事務所に問い合わせるでしょう。新人行政書士にとって、これはとても大きな機会損失です。

できるだけ多くの関連書籍などを読み込み、実務の内容が頭に入っていれば、突然の問い合わせや相談があったとしてもスムーズな対応ができるようになります。

業務に関する書籍も、まずは20~30冊程度読み込むことができれば、大抵の問い合わせには対応できるようになります。

その程度の投資をケチっていては、専門家を名乗る資格などありません。

もちろん、広範な行政書士業務のすべてを網羅することは不可能です。そうした場合の対応もしっかり身につけておきましょう。

知識不足は素直さと誠意でカバーする
行政書士が行える業務分野というのは、非常に多岐にわたります。いわゆるメジャーな分野と言われている業務だけでも相当な数です。 ですから、すべての分野の知識を完璧にカバーしようとするのはまず不可能ですし、現実的ではありません。 少なくとも私は、すべての行政書士の業務分野の知識を完璧に知ってい...

集客に関しても考え方は同じ

また、集客に関しても、100円のコーヒーは躊躇なく買うけれども、1クリック100円の広告費は出さない、といった思考ではまず成功することはできません。

こうした経営者思考に切り替えられなかった残念な人々が、Yahoo!知恵袋などで行政書士に対する質問にネガティブな回答をしていたりするのです。

まあ、あまりにも的外れでくだらない回答が多いので、まともに見てはいませんが。

Yahoo!知恵袋なんかで質問したり閲覧しているより、自己研鑽と営業に励んでください。まったく参考にもなりませんので。

新人行政書士は経営者として、投資しなければならないところには惜しみなくお金を使い、業務の自己研鑽や集客に励んでいきましょう。

経営者思考で行動していくことができれば、少なくとも廃業などといった憂き目にあうことはまずありません。

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