成約率を上げるためには面談スキルの向上が不可欠

新人行政書士事務所の開業・運営・営業・実務マニュアル 行政書士の実務

新人行政書士でも、しっかり見込み客を集客して面談するところまではできている方が多いのですが、なかなか業務の成約までつながらないという悩みもよく耳にします。

実務経験を積む必要がある新人行政書士は、一件でも多く成約して仕事につなげたいところです。

私自身は、とにかく事務所まで見込み客を誘導することができれば、かなり高い確率で受注できています。もちろん、経験の差というものはあるでしょう。

しかし、新人行政書士であっても、面談スキルを向上させることができれば、確実に成約率を上げることができるようになります。

見込み客の疑問や悩みに対して全力を傾ける

行政書士事務所へ相談に来る方というのは、何らかの疑問であったり悩みなどを抱えています。

許認可関連であれば、申請は可能なのか、許可はとれるのか、どんな要件が必要なのか、などといったことでしょうし、法務関連であれば、相続や遺言書、離婚などに関することでしょう。

そして、すでに他の行政書士であったり、他士業にも相談している方も少なくありません。

そこで自分の事務所を選んでもらうためには、面談スキルの向上というのが不可欠です。

自分の実務知識を惜しみなく伝えて信頼感を与える

面談スキルを向上させるためには、とにかく自分が得てきた実務知識をすべて惜しみなく伝えるくらいの気構え、準備を抜かりなく行っておくことです。

相談者からすれば、ベテランも新人も関係ありません。とにかく自分の疑問や悩みなどを解決してくれれば満足度は上がります。

もっと言えば、もうその場で疑問や問題を解決させるくらいの気構えで臨んでも構いません。

単に相談者から質問されたことだけを淡々と説明するだけでは不十分です。

相談者が何を知りたいのか、どんな悩みがあるのか、といったこと的確にくみ取り、惜しみなく知識や情報を伝えてあげるという姿勢が、相談者からの信頼感を高めるのです。

実務知識を得るための自己研鑽と情報収集は欠かさない

言うまでもなく、行政書士はプロの専門職です。

新人行政書士であっても、実務知識を得るための自己研鑽を日々欠かさず、情報収集といった作業も当然必要です。

相談者は、自分の疑問や悩みなどを解決してくれる、信頼できる行政書士を求めているのです。相談者にとっては新人もベテランも関係ありません。

新人行政書士はベテラン行政書士とは違い、当然経験も実績もないのですから、実務知識を得るための徹底した自己研鑽と情報収集力で勝負するしかないのです。

面談スキルを向上させるためには、たとえ経験がなかったとしても、実務知識は絶対に必要です。

集客はできていても、なかなか成約につながらない方というのは、意外とこうした基本的なことを怠っていることが多いように感じます。

優良な顧客を増やしていくためにも面談スキルの向上を

行政書士も商売ですから、見込み客に対してサービスや価格などの説明は必要です。

しかし、決してセールスを前面に押し出して話をしてはいけません。

相談者は、安心して信頼できる行政書士を求めているのですから、まずは相談者の疑問や困っていることに対してしっかり対応したうえで、サービス内容や価格を説明することです。

サービス内容や価格といった話は、まず相談者の信頼感を得て、タイミングよく切り出せば問題ありません。

相談者からの信頼感さえ得られれば、もう8割方受注できたようなものですから。

信頼感を得ることができれば価格競争とは無縁の商売ができる

相談者の疑問や悩みなどにしっかりと全力を傾けて対応すれば、おのずと満足度や信頼感は上がっていくものです。

そして、必然的に面談スキルの向上、受注率のアップと売上、利益につながっていきます。

相談者から安心感、信頼感を得ることができれば、価格ではない価値を感じてもらうことができ、不毛な価格競争といったものとは無縁の仕事ができるようになります。

そうなると、結果的に優良な顧客だけを相手にすることができるようになり、やがて人脈が広がって紹介なども増えていくでしょう。

なかなか業務を受注できない方は、まず徹底した自己研鑽を積み、相談者とのコミュニケーション能力を高める努力をしてみてください。

新人行政書士であっても、しっかり見込み客の集客ができていれば、それだけで受注率は必ずアップしていきます。