新人行政書士でも新規業務は残されているのか

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全国の行政書士登録者数は、約45,000人余りです。かなり多いですね。

こうした数字だけを見ると、既存のベテラン行政書士が幅を利かせていて、とても新人行政書士が入り込む余地はないようにも感じます。

しかし、登録して間もない新人の方であっても、既存の行政書士が扱う業務分野へ参入するチャンスは十分に残されています。

また、地域内の行政書士があまり扱っていない業務を見つけることも可能です。

その根拠としては、次のようなことが挙げられます。

新人行政書士のマーケットは絶対になくなりません

新人行政書士のマーケットは、次のような理由から絶対になくなることはありません。

世代交代による業務の需要

例えば、行政書士の主要業務である許認可業務は、多くの先輩行政書士が手掛けてきた分野です。実際、現在も許認可業務を手掛ける方はとても多いです。

しかし、行政書士の世界も高齢化が進んでいます。

個人事業主である行政書士に定年はありません。しかし、いつまでも仕事を続けられるわけではありません。

資格をもつ跡取りがいるのであれば話は別ですが、顧客を抱えている行政書士が引退すれば、当然その顧客は新たに行政書士を探すことになります。

ですから、たとえ既存の許認可業務であっても、新人行政書士がそこに入り込む余地はあるわけです。

地域の特性

行政書士の仕事というのは実に幅広く、すべてに精通することは不可能に近いものです。

ですから、建設業関連の申請を主要業務にしている方、運輸業に関する申請を得意にしている方、外国人関連や遺言書、相続を主要業務としている方など、自分の得意な分野を専業化していることが多いのです。

ということは、『自分が開業する地域では、この分野を手掛けている人が少ない』といった手薄なところを狙うというのも一つの手段です。

もっとも、手掛けている行政書士が少ないということは、裏を返せばその地域に需要があまりないということも考えられますので、事前のリサーチは必須です。

まだ残されている未開拓分野

行政書士の業務は非常に幅広く、これまでの既存の行政書士があまり手をつけていない分野もまだ数多くあります。

また、法改正や制度改正などで新たな業務分野が出てくることもあるでしょう。実際、行政書士が行うことができる業務は増え続けています。

こうした分野を開拓できる余地が、新人行政書士にも十分にあります。常に情報のアンテナを張り巡らしておきましょう。実務知識と情報収集は行政書士の必須スキルです。

ニッチな業務分野

行政書士業務は幅広いですから、いわゆるニッチ業務を狙うということも可能です。

既存の一般的な行政書士業務と併せて、ニッチな業務分野を開拓することは新人行政書士でも比較的取り組みやすいかもしれません。

ただし、ニッチな業務分野を手掛けるにしても、それなりに需要があり、利益が十分にとれることが大前提です。

まずは地域で一番・オンリーワンになる

たとえ既存の業務であっても、『この地域でこの分野なら誰にも負けない』というように、狭い地域でナンバーワン、オンリーワンを目指すことも戦略の一つです。

例えば、建設業関連の仕事であればこの地域では誰にも負けない、相続や遺言書についての業務なら負けない、といったように、自分の得意分野に専業化して勉強や経験を積んでいくことです。

何も、いきなり全国で一番になる必要はないのです。

もちろん、全国で一番を志すことを否定するわけではありません。ただ、まずは狭い地域から次第に広げていく方が、多くの人にとっては現実的でしょう。

そのためには、自分の事務所周辺の行政書士がどのような業務を行っているのか、といったリサーチも必要となります。

近年はホームページを開設している行政書士も多いですから、まずはそうしたところから調べてみましょう。

表に出てこない行政書士でも稼いでいる人はいる

ただし、既存のベテラン行政書士の中には、ホームページ以外の手段で顧客を数多く獲得している場合も少なからずあります。

こうした先輩行政書士の得意分野をリサーチするには、自分の所属する支部の集まりなどに顔を出し、誰がどのような業務を行っているのかを把握するのが手っ取り早い方法です。

また、安心して業務を行っていく上でも、自分がわからないところを直接聞くことができる人脈を作っておくという点においてもメリットがあります。

十分なリサーチや手薄な分野などを検討したうえで、自分の得意分野を作り上げていきましょう。

世の中には行政書士の仕事があふれています。

新人行政書士であっても、営業方法や業務をアピールする方法を工夫するなど、やり方次第で新規顧客を獲得することは十分に可能です。