社会貢献を考えるのは自分が儲かるようになってから

新人行政書士事務所の開業・運営・営業・実務マニュアル 行政書士事務所運営・経営

行政書士の仕事というのは、ある意味、社会貢献という側面があることは確かです。そうした高い志をもって行政書士になった、なろうとしている方もたくさんいるでしょう。

建前上、行政と市民の橋渡しというのが行政書士の主な業務と言われています。

しかし、行政書士も商売ですから、常に社会貢献ばかりに目を向けているわけにはいきません。まずは経営者として利益を出すことが先決です。

もっとも、行政書士の他に多くの収入源があり、単にお小遣い稼ぎ程度の副業感覚で行政書士をやっているといった方は別ですが(小遣い稼ぎ程度の感覚ではまず仕事はとれませんけど)。

行政書士の社会貢献は商売として仕事をすること

社会貢献の定義や考え方はよくわかりませんが、もしボランティア的な社会貢献という考え方であれば、自分の商売がうまくいっていないとまず無理な話です。

自分の商売がうまくいっていないのに、社会貢献に目を向けている余裕などはありません。

ですから、新人行政書士は、世のため人のためといった社会貢献という意識をもつ前に、まずは商売としての行政書士業務に目を向けることに専念することが大切だと思います。

いわゆる社会貢献を考えるのは、経営者として商売がうまくいってからでも遅くはありません。

最大の社会貢献は税金をたくさん納めること

何より、商売人の最大の社会貢献というのは、たくさん稼いでたくさん税金を納めることです。

無料相談などのボランティア的な活動を一生懸命に行う前に、まずは自分の足元をしっかり固め、商売人として成功してから社会貢献にも目を向けるようにしましょう。

行政書士業務の中にも、社会的要請が大きい割に実際の報酬額がとても低い、といったものが存在します。

しかし、新人行政書士の方は、まずきちんとした利益のとれる見込みのある業務をメインとして選択すべきです。

自分の生活さえままならないのに、社会貢献などできるはずがありません。

そもそも、満足に税金を払えていないような人が、世のため人のため、社会貢献などと言っている余裕はないはずです。

まずは事務所の利益を最優先に業務展開していくことをお勧めします。

しっかりとした戦略があるのであれば別

ただし、もし社会貢献的な業務であっても、後々にきちんと利益が出せる明確な戦略があるのであれば話は別です。

しかし、行政書士は商売人であるということが前提ですから、儲からない、利益のあまり出ない仕事を続けるのはお勧めしません。

効率的かつ利益の出せる仕事をすること

倒産する世の中のほとんどの会社というのは、仕事がなくて倒産するわけではありません。

仕事はたくさんあるけれども、ただ忙しいだけで利益がまったく出ない、目先の支払いのために、自転車操業で赤字の仕事をやり続けた結果なのです。

行政書士も商売である以上、そうした負のスパイラルに陥らないための経営をしなければなりません。

経営者として事務所をしっかり切り盛りするためには、いかにして効率的かつ利益を最大化できるかを目指すのが重要です。

儲かっている行政書士が多くなればなるほど、行政書士の社会的ステータスも向上して、社会貢献としての活動ができる行政書士が増えていくことでしょう。

まずは自分の事務所の利益の向上を最優先に考えていきましょう。